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挑戦2012

今日夕方、NHKの首都圏ネットワークで当蔵の取り組みが放送されました。

当蔵はNHKは全国放送以外は水戸放送局に切り替わるので、「ニュースワイド茨城」内で放送されたものを見ました。
一緒に酒造りをしている高校生達とお祭り騒ぎ状態で見ました(^^;)

当蔵では現在地元の真壁高校の農業科の生徒達と共に酒造りを行っています。
一昨年の秋に見つかった磯辺桜川公園の桜から採取した桜酵母と真壁高校の上質の米で100%地場産の日本酒を造りたいと思い取り組んできました。

その矢先の東日本大震災。
当蔵の取り組みにもう一つ意味を込めました。

ただの町興し・日本酒需要の復権ではなく、地元の震災復興という意味が加わったのです。
観光資源を活用した町興しを展開してきた地元真壁町も、東日本大震災で大打撃を受けました。

この沈んだ人々の心持ちを少しでも上向きにできたら・・・
綺麗事のように聞こえますが、これは実体験したからこそ言える事なんです。
そもそも自分の心が沈みきっているのですから。

あの地震で、本当に「ああ、もううちの蔵もおしまいか・・・」と思いました。
これまで取り組んできたことが全て消し飛んできたように思いました。
これは、私だけではなくて地元のみんながそれぞれに同じようなことを感じたと思います。

せっかくここまでやってきたことを無にしたくない。
まずは「町興し」ではなくて「自分興し」から始まりました。
いかにして自分の沈んだ心を上向きにするか・・・。

震災前から計画していた高校生が作った米を使っての酒造り。
田植えができるかどうかの瀬戸際から一歩脱して、少し遅れたけど無事に田植えをすることができた時、一気に私の心の中が氷解しました。

高校生達が丹精込めて作り上げたコシヒカリ。
秋に収穫をし、等級検査では「一等」をとることができました。

こうして少しずつ実現に向けて歩んできました。
今、蔵の中では発酵が進んで徐々に日本酒に近づいてきています。

まもなく搾る時期がやってきます。
そして、真壁にとって記念すべき節目である10年目のひな祭りでの発売を目指します。

色々なメディアに取り上げて頂き本当に感謝しています。
日本の茨城県の桜川市の真壁町のはじっこで、なんか勝手にピエロのようにワイワイ騒いでるヤツがいると認識してくれるだけでいいんです。
それだけでなんとなくちょっとずつジワジワと町の中が温かくなってくれれば、きっとこの町もうちの蔵もちょっとずつ温まっていくんじゃないかなと・・・。

造り酒屋は造り酒屋のやり方で自分を興しながら町を興していこうと思います。

今回の放送にあたって、NHKの記者の方は日本酒のことを一生懸命勉強されました。
いかにして我々の思いを視聴者の皆さんにわかりやすく伝えるか、大変な努力をされていました。
あの数分に込められた記者さんの思いも私のこれからの支えになります。

ということで、「純米吟醸 花の井-明笑輝-」。
まずは「真壁のひな祭り」会場でお目にかかれますので、これを読んで飲んでみたいと思ったあなた!!、ぜひ真壁のひな祭りへお越し下さい。
(開催期間は2月4日~3月3日となっております。詳細はhttp://www.makabe-hina.com/)

最後は若干営業トークになりましたが・・・
日本酒を愛する皆様に支えられて230年!!
今後とも「花の井」をよろしくご愛顧のほどお願い申し上げます。
m(_ _)m
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プロフィール

八代目 半右衛門

Author:八代目 半右衛門
筑波山の北側でコツコツとおいしいお酒を造っている酒蔵の日々をつれづれなるままにご紹介します(^^)

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